4/10に演奏する曲についての解説を少しずつ載せていきます!
まずは前半最後に演奏するこの曲です。
プーランク:オーボエとファゴット、ピアノのためのトリオ
フランシス・プーランク(1899-1963)は近代フランスを代表する作曲家である。美しくせつなく、時にはユーモアも見せ、また時には強烈なメッセージを曲に込めたりと様々な作品を多く残したプーランクだが、このオーボエとファゴット、ピアノのためのトリオは初期の代表作と言え、軽快かつ明朗なリズム、愁いに満ちた美しいメロディーなどプーランクの特色が凝縮されておりとても親しみやすい曲である。プーランクと言えば日本を代表する作家、村上春樹の小説にもその名がしばしば出てくる他、最近大ヒット中の漫画「のだめカンタービレ」ではこのトリオ自体が漫画の中で登場するなどにわかに世間の注目を集めてるとかいないとか…。曲は三楽章からなっている。
(Ob.市川)
”のだめ”で
くろきんと
のだめが演奏したあの曲です。”のだめ”を読んでる人は結構いるみたいで、チラシを見て「これって、あの”のだめ”の曲?」と聞いてくる方がかなりたくさんいてびっくりします。
漫画の中で「ここで悶える、ここはねっとり、いやそこはあっさりだ!」なんていう論争がアツく繰り広げられていますが、本当にそんな場面がいくつもあります。”のだめ”に出てくる話は(指揮者のコンクールや曲の解説等々)実際のものを忠実に反映させているので私達も読んでいて「そうそう!」と思うことがしばしばあります。
話が横にそれましたが、このトリオはプーランクの最高傑作と言ってもよいくらいの作品です。
今回はASIATICOの男性陣がお送りいたします。
”のだめ”ファンの方、聴きにきてみませんか?